noriyuki

NEJM 抄読会

広東住血線虫 NEJM Case

広東住血線虫のNEJM Case Recordがあったので読んでみました。寄生虫の知識整理、好酸球性髄膜炎について勉強します。・症例30歳男性。8日前からの下肢異常感覚、好酸球増多で発症。3日前に異常感覚が体幹部へ拡大、頭痛も出現し意識障害...
未分類

播種性バルトネラ症 NEJM Case

NEJMでバルトネラのケースがあり、自験例がないためまとめてみました。11歳女児の7日程度の経過で認めた胸痛、多発骨病変(胸骨、右上腕骨頭)、多発肝病変の症例です。既往はアトピー性皮膚炎、MRSA皮膚感染症があり、子猫を飼い始めたという生活...
感染症 CQ

Nocardiaが培養から検出されたらどうするか

【Clinical Question】培養からNocardia spp.が検出されて、どうしていいかわからなくなったことはありませんか?感染症科医がいればすぐに相談すればいいですが、一般的な基礎知識を押さえておきましょう。【Answer】ノ...
NEJM 抄読会

レプトスピラ NEJM Case

レプトスピラはまだ自験例がなく、NEJMのCase Recordを読んでみました(N Engl J Med 2024;391:1343-54.)。要点のみをまとめます。37歳男性の急性経過(9日間)の発熱で、白血球増多、血小板減少、AKI、...
感染症 CQ

NTMによる皮膚軟部組織感染症はいつ疑うか?

【Clinical Question】NTMは土壌や水などの環境中に存在しており、皮膚軟部組織感染で問題となることが知られています。ただ、何でもかんでも鑑別に挙げて抗酸菌培養を行うのはいけてない感じがします。どういう時に疑い検査を追加すべき...
感染症 CQ

非結核性抗酸菌の菌種と感染臓器の対応は?

【Clinical Question】非結核性抗酸菌 NTM は、そこまで遭遇頻度は高くなく、とっつきにくい印象があります。菌種によっては培養条件のサポートが必要であり、起因微生物の想定が診断に重要なことがあります。知識の整理をかねて、感染...
感染症 CQ

クリプトコッカス抗原の意義は?

【Clinical Question】クリプトコッカスはCNS、播種性、孤発性肺病変、皮膚病変が代表的なプレゼンテーションとされています。血清クリプトコッカス抗原陽性のコンサルトを受けることがあり、調べてみました。どういう患者でチェックすべ...
感染症 CQ

CRBSIでカテ温存したら再発率はどれくらい?

【Clinical Question】CRBSIの治療ではカテーテル抜去が重要ですが、悪性腫瘍の終末期などで抜去せずに治療できればいいなと思う症例は多いです。CRBSI=抜去のような印象はありますが、温存した場合の再発率はどれくらいなのでし...
感染症 CQ

椎体炎のCTガイド下生検は抗菌薬何日休薬する?

【Clinical Question】椎体炎の治療には起因微生物の同定が重要であり、起因菌が分かってないのに抗菌薬が投与されてしまった症例では治療に難渋することがあります。その場合臨床状態が落ち着いていれば、抗菌薬を中止しCTガイド下生検を...
感染症 CQ

化膿性血栓性静脈炎で抗凝固療法は有効か?

【Clinical Question】"化膿性血栓性静脈炎は抗凝固はルーチンで用いない"というのが一般論と思いますが、どういう症例では抗凝固療法を検討すべきなのか、まとめてみます。【Answer】化膿性血栓性静脈炎には、①カテーテル関連化膿...