noriyuki

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好酸球増多を認めたら

好酸球増多は外来でも入院でも時々遭遇しますが、いまいちどうしたらいいのか分かりにくい病態と思います。一般内科医ではGuidelineレベルの内容を知っておけば良いと思うので、2017年のBCSHのガイドラインを読んでみましょう。 "Guid...
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血糖コントロールの併診依頼が来たら

よくあるパターンとして、整形外科で骨折で入院し未診断の糖尿病が発覚したので併診お願いしますというケースです。こういう時にどのようにマネジメントするのが良いのでしょうか ●まず確認すべき情報発症時期:不明であれば最終の検診受診歴、口渇や体重減...
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ペニシリンアレルギーと言われたら

患者さんに「私はペニシリンアレルギーなんです」と言われた時、鵜呑みにしてアレルギー登録するべきなのでしょうか。その時に一緒にセフェム系もアレルギー登録していることがありますが、それは正しいのでしょうか。 ●アレルギーの問診事項・本当にアレル...
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irAEについて

●免疫チェックポイント阻害薬(Immune Checkpoint inhibitor:ICI)ICIは免疫チェックポイント分子を阻害することで、癌細胞に対する免疫を活性化し抗腫瘍効果を発揮する薬剤です。免疫チェックポイント分子は、活性化した...
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肝酵素上昇のマネジメント

肝酵素上昇を認めた場合のマネジメントについてまとめます。ACG Clinical Guideline:Evaluation of Abnormal Liver Chemistriesを参照しています。以前肝酵素上昇のマネジメントがよくわかっ...
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NPPVはどのような時に有用か

●NPPV Non-invasive Positive Positive VentilationNPPVは非侵襲性陽圧換気のことで、挿管せずに酸素化や換気のサポートができるデバイスです。一般内科医でも使い勝手がよいのでぜひ使えるようになりま...
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大動脈弁狭窄症 AS

大動脈弁狭窄症 ASは一般内科医でも聴診で発見しやすい弁膜症であり、かつ重症例では突然死リスクをきたす早期診断/介入な病態です。内科医として知っておくべき知識をまとめます。 ●ASのスクリーニングASの診断契機としては、外来受診や検診の聴診...
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末梢動脈疾患 PAD

末梢動脈疾患 peripheral artery disease PADは、大動脈分岐部、腸骨動脈、膝下動脈、脛骨動脈などの下肢動脈の狭窄を特徴としている。動脈硬化が一般的な原因であり、喫煙歴、糖尿病、高血圧、高脂血症、年齢、家族歴などがリ...
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急性冠症候群 Acute coronary syndromes

●ACSの概念急性冠症候群(ACS)は急性/亜急性のプラークの破裂、血栓形成により冠動脈血流障害を生じ、急性発症の胸痛や狭心症症状として現れる症候群である。このような冠動脈内血栓によるACSは発症前に症状を認めない軽度な狭窄病変から生じるこ...
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安定狭心症 Stable angina pectoris

虚血性心疾患には安定狭心症、急性冠症候群 ACSなどがありますが、今回は安定性狭心症についてまとめます。 ●診断と評価安定狭心症は、少なくとも2ヶ月間持続する再現性のある狭心症(胸部、首、腕の不快感や圧迫感)が、労作や精神的ストレスによって...