感染症 CQ

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インフルエンザはどうこじれるか?

インフルエンザは毎年主に冬に流行し、急性呼吸器感染症を引き起こし、通常はself-limitedな経過をとりますが、一部で合併症を起こし、こじれることがあります。今年もちらほら感染者を認めており、こじれ方のパターンをまとめておきます。 ・肺...
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Nocardiaが培養から検出されたらどうするか

【Clinical Question】培養からNocardia spp.が検出されて、どうしていいかわからなくなったことはありませんか?感染症科医がいればすぐに相談すればいいですが、一般的な基礎知識を押さえておきましょう。【Answer】ノ...
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NTMによる皮膚軟部組織感染症はいつ疑うか?

【Clinical Question】NTMは土壌や水などの環境中に存在しており、皮膚軟部組織感染で問題となることが知られています。ただ、何でもかんでも鑑別に挙げて抗酸菌培養を行うのはいけてない感じがします。どういう時に疑い検査を追加すべき...
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非結核性抗酸菌の菌種と感染臓器の対応は?

【Clinical Question】非結核性抗酸菌 NTM は、そこまで遭遇頻度は高くなく、とっつきにくい印象があります。菌種によっては培養条件のサポートが必要であり、起因微生物の想定が診断に重要なことがあります。知識の整理をかねて、感染...
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クリプトコッカス抗原の意義は?

【Clinical Question】クリプトコッカスはCNS、播種性、孤発性肺病変、皮膚病変が代表的なプレゼンテーションとされています。血清クリプトコッカス抗原陽性のコンサルトを受けることがあり、調べてみました。どういう患者でチェックすべ...
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CRBSIでカテ温存したら再発率はどれくらい?

【Clinical Question】CRBSIの治療ではカテーテル抜去が重要ですが、悪性腫瘍の終末期などで抜去せずに治療できればいいなと思う症例は多いです。CRBSI=抜去のような印象はありますが、温存した場合の再発率はどれくらいなのでし...
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椎体炎のCTガイド下生検は抗菌薬何日休薬する?

【Clinical Question】椎体炎の治療には起因微生物の同定が重要であり、起因菌が分かってないのに抗菌薬が投与されてしまった症例では治療に難渋することがあります。その場合臨床状態が落ち着いていれば、抗菌薬を中止しCTガイド下生検を...
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化膿性血栓性静脈炎で抗凝固療法は有効か?

【Clinical Question】"化膿性血栓性静脈炎は抗凝固はルーチンで用いない"というのが一般論と思いますが、どういう症例では抗凝固療法を検討すべきなのか、まとめてみます。【Answer】化膿性血栓性静脈炎には、①カテーテル関連化膿...
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抗菌薬曝露がなければCD腸炎は否定的か?

【Clinical Question】CD腸炎は抗菌薬投与中の発熱・下痢で有名ですが、抗菌薬暴露がなくとも発症しうるのでしょうか。その場合の臨床的に疑うポイントを含めて解説します 【Answer】結論から言うと、CD腸炎は直近の抗菌薬曝露が...
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整形外科領域のMRSA感染でダプトマイシンを優先的に使用するか?

【Clinical Question】MRSA治療の第一選択はバンコマイシンというのが一般的な認識ですが、整形外科領域でダプトマイシン使用が注目されており、整形外科Drから「MRSAが心配なのでダプトマイシン使いますか?」というような話が出...